このページでは、マインドフルネスと瞑想の違いをまとめています。
目的や効果の違い、どんな人にどちらがおすすめなのかを書いているので、マインドフルネスと瞑想の違いを知りたい人は参考にしてくださいね!
テレビや雑誌でも、目にすることが多くなった「マインドフルネス」や「瞑想」という言葉。
興味が出てきて、やってみたい、と思う人も多いのではないでしょうか?
ヨガをやっていることもあり、とても興味があったのですが、
- マインドフルネスも瞑想も、よく聞く言葉だけど何が違うの?
- わたしに合うのはどっち?
なんて迷っていました。
それ以来、マインドフルネスや瞑想を始めて2年たち勉強もして、共通点がある一方で違う点も多いことがわかってきました。
今では、インストラクターとしてそれぞれの違いを伝える立場になったので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
さらっと読んでもらえれば、何が違うのか、どちらがあなたに向いているのかがよくわかるハズ!
マインドフルネスと瞑想の違い
マインドフルネスと瞑想の違いは、それぞれの「起源」と「目的」です。
つまり、「実践することにより、何を達成したいか」が異なっています。
成立年代 | 考案者 | 目的 | |
---|---|---|---|
マインドフルネス | 1970年代 (現在から約50年前) | アメリカの大学教授 | 現代ストレスに強い心身を養う |
瞑想 | 紀元前500年頃 (今から約2500年前) | 仏陀 | 心を落ち着けて穏やかにする |
目的が違うから、もちろん効果も違う!
マインドフルネスは、仏教の「禅」をもとにして、現代ストレスに強い心身を養うために考案されたもの。
瞑想は、いわゆる「悟り」を開くための修行の一環として、心を落ち着けて穏やかにするためのものとして行われてきました。
目次に戻るマインドフルネスとは
マインドフルネスとは、過去や未来のことを考えず、「今ここ」に意識を集中して心を満たすこと。
マインドフルネスの
をまとめたので、マインドフルネスをもう少し知りたい!という方は参考にしてくださいね。
マインドフルネスの起源
マインドフルネスは、アメリカの大学教授であるジョン・カバットジンが1970年代に考案したものです。
ジョン・カバットジン教授は、仏教の教えや禅を学んだあと、それらを西洋科学と統合。
マインドフルネスの考え方を定め、技術を開発しました。
マインドフルネスは、科学的な見方をもとに、体や心の健康維持を目的として作られたもの。
ストレスが多い現代社会では、効果の高い健康法として少しずつ知名度が上がってきています。
宗教的な要素が一切ないことも、世界中に受け入れられ広まっている理由の1つです。
グーグルとか、日本だとYahoo!でも社内に導入されてるよ!
マインドフルネスの目的
マインドフルネスの目的は、ストレスを軽減することです。
とくに情報があふれている現代では、マインドフルネスで頭の中から余計な思考をなくすと、ストレスが軽減されることがさまざまな研究で実証されています。
マインドフルネス瞑想訓練が即時的な気分の改善効果をもつことがあらためて示された。
出典:J-STAGE|集団マインドフルネス瞑想訓練のストレス低減効果
怒りの経験や記憶を反すうする傾向が低減するという本研究の結果は、過度の怒りや攻撃行動を中長期的に制御するための技法としてのマインドフルネス瞑想の有効性を示唆しているといえる。
出典|J-STAGE|マインドフルネス瞑想の怒り低減効果に関する実験的検討
ストレスに負けない心を保つことが、結果的に、仕事や勉強・スポーツの実績を向上。
社会的利益を増やすことにもつながっていきます。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスの効果は、ストレスが軽減することで
- リラックスできる
- 余計な考えが消える
- ネガティブな感情がやわらぐ
- 集中力が高まる
- 自己肯定感が高まる
などが期待できます。
「仕事で力をもっと発揮したい」「資格試験に向けて集中力を高めたい」なんて人におすすめ!
なかには、すぐに効果を感じられない人もいるかもしれませんが、その場合は練習を続けていくのが大切です。
- 今この瞬間を意識し、あるがままを認める
- 浮かんでくる考えや起こる事に良い悪いの判断をせず、ありのまま受け入れる
ことができるようになると、変わっていく実感が少しずつ持てるようになります。
おはようございます🙂
— 徒然趣味の珈琲焙煎 (@Albali_mmnm) January 16, 2022
いつも世の中の負の側面を見ながらの仕事なので、マインドフルネス瞑想法のカバットジン先生が「人生は厄介ごとだらけ」と言うのが「本当にそうだよ」と思いながらの毎日です🙂
厄介ごとを片付けていくプロセスのことを人生って言うのかな…なんて思うことも😌
現在では、何日間かかけて行うプログラムや、オンラインでもマインドフルネスを学べるサービスなどがあります。
目次に戻る瞑想とは
瞑想とは、「心を静め、無心になること」です。
現代では、心を穏やかな状態に保って安定させながら、日常生活を送っていくことが大きな目的の1つになっています。
瞑想の
をまとめたので、気になるところから読んでみてくださいね。
瞑想の起源
瞑想は、紀元前500年頃に、仏陀が修行の一環として行っていたものが始まりだと言われています。
はるか昔から行われてきた瞑想は、時を経て、インドから日本やアメリカなどへ伝わっていきました。
仏教の修行の一環として行われてきたので、「宗教っぽい」というイメージがあるかもしれません。
しかし現在は、その効果が解明されて、人々を癒す方法の1つとして改めて注目が集まっています。
瞑想の目的
瞑想の目的は、心を落ち着けて「無」の状態に近づけていくことです。
瞑想の方法は、
- 目をつぶり、呼吸に意識を向ける
- 1つのことに意識を集中させる
- 湧き出る考えを1つ1つ観察する
などいくつかありますが、どの方法も、自分の意識を「無」の状態に近づけるのが最終目標とされています。
つまり瞑想の目的は、「心を穏やかな状態を保ち安定させながら、日常生活を送っていくこと」です。
心を平和に保つための方法の1つです。
瞑想の効果
瞑想は、
- 高ぶる感情を落ち着かせる
- 自分を見つめ、やるべきことがわかる
- 自分で自分を癒す
- 心を穏やかに保つ
のに効果があると言われています。
「仕事の疲れを取りたい」「イライラをしずめたい」なんて人におすすめ!
昔から仏教など各宗教の活動の一環として行われきた経緯があり、抵抗がある人も多いかもしれません。
しかし最近では、その目的や効果が改めて注目され、心を落ち着ける1つの方法として日常的に取り入れられています。
目次に戻るマインドフルネスと瞑想はどちらがおすすめ?
マインドフルネスと瞑想の違いをお伝えしましたが、
結局どっちが私に合ってるの?
という人向けに、それぞれがおすすめのタイプの例を挙げてみました。
マインドフルネスがおすすめの人
- 日頃ストレスを感じることが多い
- なんとなくヤル気が起きない日が多い
- 自分にも人にも、ついネガティブな感情がわいてしまう
- 仕事や勉強をもっと頑張りたい
- パワフルに効率よく仕事をしたい
という人は、マインドフルネスがおすすめです。
マインドフルネスは、「ストレスに負けない心身を保つ」ことを目的にしています。
マインドフルネスだけが解決の方法ではありませんが、自宅でもどこでも短時間でできるので、ぜひ取り入れてみてください^^
瞑想がおすすめの人
- 仕事や勉強で疲れ気味
- 感情の浮き沈みが激しい
- 自分にとって本当に必要なことを知りたい
- 良いことも悪いことも受け入れられる自分になりたい
という人は瞑想がおすすめです。
すぐに効果を感じるのは難しいかもしれませんが、疲れているときこそ実践してみてください。
高まった感情が静まりだし、少しずつ穏やかな心と表情を取り戻せるはずです^^
目次に戻るマインドフルネスと瞑想の違いまとめ
「マインドフルネスと瞑想の違い。目的や効果の違いはこれ!あなたに向いているのは…?」について書きました。
マインドフルネスは「ストレスに負けない心身を養うため」、瞑想は「心を穏やかに保つため」のものです。
現代になり共通点が出てきましたが、起源を知ると、目的や効果の違いがわかります。
自分の状態や気分で使い分け、効果を感じてみてくださいね。
マインドフルネスはオンラインでも体験できます。
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