このページでは、ヨガ的な食事で気を付けたいこと、ヨガ哲学的にどんな食事法がおすすめなのかをまとめています。
ヨガと食事の関係を知りたい!ヨガも食事ももっと楽しみたい!という人は参考にしてくださいね。
毎日かかせないことの1つが食事。
ヨガをやっていると、食事の内容にも関心がでてきますよね。
ヨガを始めたころ、
- ヨガと食事って、なにか関係がある?
- せっかくヨガをしてるから、食事で気を付けることとかおすすめの食材を知りたい。
なんて、わたしも思っていました。
ヨガ哲学やアーユルヴェーダも勉強し、今ではヨガに最適な食事法や食材を見分けられるように。
実際にヨガ的な食事法を実践していくと、以前より、心も体も満ち足りている感覚になっていくんですよね。
そこでこのページでは、ヨガ哲学とアーユルヴェーダをもとにした、食事のポイントやおすすめの食事法をまとめました。
さらっと読んでもらえれば、ヨガも食事も今までよりもっと楽しめるハズ!
ヨガ的な食事の考え方
古来から伝わるヨガの食事法は、人の手の加わっていない新鮮なものを食べるのがいいとされています。
体も心も食べ物による影響があるので、より良いエネルギーを得られる自然な食材を食べましょう、という考え方。
ヨガ哲学では、「サットヴァ(純質)」という性質を取り入れることが、幸せに人生を過ごすための1つの方法とされています。
食べ物にも「サットヴァ」の性質のものがあり、それが、人の手の加わっていない新鮮なもの。
つまりヨガでは、人の手の加わっていない新鮮な「サットヴァ」の性質を持つものを食べることが、幸せに人生を過ごすための1つの条件だと考えられているんです。
ヨガを習慣にしたり健康を気にしたりすると、
- ヴィーガン
- ベジタリアン
- 菜食主義
- オーガニック
- マクロビオティック
- 薬膳
などの食事習慣を意識している人もいると思います。
もちろん健康的な食事ではあるものの、厳密に言うとヨガの考え方が由来になっているわけではありません。
ヨガの考え方で食事をする結果、たとえば「ヴィーガン」になった、って流れが多いよ
ヨガは、体と心の両方を整える作業のうちの1つ。
食事面でも、体だけでなく心も整えられるエネルギーの性質がある食材をたべましょう、というのがヨガの考え方です。
目次に戻るヨガ的食事法3つのポイント
古来から伝わるヨガ哲学やアーユルヴェーダを基にした、現代でも取り組みやすいヨガ的食事法を
の3つのポイントにまとめました。
毎日サットヴァだけの食事は難しい場合もあると思うので、実践しやすいものから試してみてくださいね。
体にいいのはもちろん、心も満たされる!
植物性のものをメインに食べる
ヨガでは、お肉や魚は控え、植物性の食材を食べるのがいいとされています。
- 生きとし生けるものすべての命は、尊ぶべきで奪うべきではない
- お肉や魚からのエネルギーは間接的なもので、サットヴァ性のものではない
という考え方によるものです。
直売所で買ったり、スーパーでも地元で採れたものを選んだりと、なるべく採れたての新鮮な野菜や果物を選ぶのがおすすめ。
採れたてでも、農薬が使われている・遺伝子操作がされているものは、人の手が加わっているのでサットヴァにはなりません。
できる範囲でいいから、無農薬野菜や国産の果物を選びたい・・!
と言っても最初は、買い物でゆっくり選ぶ時間がなかったり、無農薬のものが手に入りにくかったりで続けるのが難しいと思っていました。
そんなとき出会ったのが野菜宅配で、その美味しさと手軽さにハマり、体も心も満たされていくのを感じています。
いろいろな野菜宅配サービスを使ってみたのでチェックしてみてくださいね。
感謝しながらゆっくり食べる
感謝しながらゆっくり食べるのも、サットヴァの性質を取り入れられる食事法です。
太陽の光・水・空気・土などの自然、作ってくれている人や運んでくれる人のおかげで、美味しい作物が手に入ります。
じっくり時間をかけて一口ずつ食べてみる時間を、たまに持ってみるのがおすすめ。
通常とあまり変わりのない食事でも、いつもより食材が美味しく感じたり、今まで気づかなかった有難さを感じたりできます。
テレビを消してスマホもしまって、食事に集中するのが◎
食べ過ぎず適度な量を食べる
お腹いっぱい食べ過ぎず、とくにアーユルヴェーダでは、腹6~7分の適度な量を食べるのがいいとされています。
食事量は胃の容量の三分の二を目安にする。脂質や糖分が多い食事、乳製品、肉類などが消化しにくい食べ物ならば、胃の容量の二分の一を目安とする。
出典:吉備国際大学研究紀要|社会福祉における東洋伝統的な健康法の応用
実生活でも、食べ過ぎて胃もたれしたり、お腹の調子が悪くなったりした経験がある人も多いはず。
アーユルヴェーダでも、食べ過ぎで消化が追い付いていない状態は「無気力」「怒り」といったエネルギーにとらわれてしまうという考え方があります。
腹6~7分だと物足りなく感じる場合は、日本でもよく聞く腹8分や、週に1回腹6~7分の日を作るところから始めてみてください。
体の中も外も、キレイを目指せる!
ヨガ哲学的おすすめの食事とおすすめしない食事
この世の中には3種類のエネルギーの性質があり、「サットヴァ」「ラジャス」「タマス」と呼ばれています。
食べ物にもこれら3種類の性質があり、ヨガでは「サットヴァ的な食事」を推奨。
ラジャスとタマス的な食事は避けるべきとされています。
- それぞれの性質の食事をするとどうなるのか
- 具体的にどのような食べ物がどの性質にあたるのか
を書いているので参考にしてくださいね。
サットヴァ的な食事
サットヴァを日本語にすると「純質」で、光や純粋さのエネルギーです。
言葉で表すと、幸福・平等・平和・満足などのイメージ。
サットヴァ性の食事をすると、
- 心と体を穏やかに鎮める
- 潜在能力を引き出す
- 冷静な正確な判断ができる
- 目標に向かい頑張ったり挑戦したりできる
と考えられています。
心も体も元気でバイタリティーある人は、サットヴァに満ちてる状態!
サットヴァのエネルギーを持つ食べ物は、人の手が加わっていない植物性のもの。
たとえば、
- 新鮮な野菜・果物
- 豆類、ナッツ、穀物
- チーズ
- 植物性の油(ココナツオイル、亜麻仁油など)
- ストレートジュース
- ハチミツ
- 牛乳
- ギー
などがあげられます。
ラジャス的な食事
ラジャスを日本語にすると「激質」で、動きや変化のエネルギーです。
言葉で表すと、怒り・渇望・貪欲・情熱・躍動などのイメージ。
ラジャス性の食事をすると、
- 感情の起伏が激しくなる
- 活動的な反面、イライラしたり怒りっぽくなる
- ネガティブ思考になりやすくなる
- 恨みや妬みを持ちやすくなる
と考えられています。
ラジャスのエネルギーを持つ食べ物を簡単にまとめると、味が濃いもの。
たとえば、
- 唐辛子
- 塩、こしょう
- コーヒー、紅茶
- チョコレート
- 卵
- 魚
などがあげられます。
急いで食べるのも、ラジャス的なことって言われてるよ。
タマス的な食事
タマスを日本語にすると「暗質」で、闇や停滞のエネルギーです。
言葉で表すと、留まる・眠い・無気力・怠惰などのイメージ。
タマス性の食事をすると、
- やる気がなくなる
- 怒りや貪欲さがを感じることが多くなる
- いつも暗い気分で落ち込む
- 家にこもりがちになる
と考えられています。
タマスのエネルギーを持つ食べ物は、食べ(飲み)過ぎると気持ち悪くなるものが多いのが特徴。
たとえば、
- アルコール
- 肉
- にんにく
- 酢
- たまねぎ
- 鮮度が落ちたもの、熟れすぎたもの
- 添加物が入っているもの
- 缶詰、加工食品
などがあげられます。
目次に戻るヨガ的な食事の考え方まとめ
「ヨガ的食事3つのポイントとヨガ哲学から考えるおすすめの食事法!」について書きました。
ヨガ的に推奨されている食事法や、食べない方がいい食材などを紹介しましたが、まずは無理のない範囲で実践してみるのがおすすめです。
サットヴァだけの食事にしようとしても、我慢した結果、ストレスで逆効果になる場合もあります。
たとえばお肉が好きなら、食べる日は心を込めて料理し感謝しながら食べる、週1回だけお肉を食べない日をつくるといった考え方もあります。
もしくは、新鮮な野菜や果物を今までより多く食べるといった方法も。
我慢しすぎることなく、自分に合うヨガ的食事法を見つけて行ってくださいね!
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