- ヨガインストラクターになるための資格、年齢、ヨガ経験のこと
- ヨガインストラクターの働き方と、その収入例
- ヨガインストラクターになるまでの道のり
ヨガ大好き!わたしもインストラクターになってみたいなぁ!
ヨガをするうちにその魅力に引きこまれ、習う側から、伝える側のインストラクターに興味を持ち始めているのではないでしょうか?
ヨガの経験がなくても、職業がたくさんある現代で、ヨガ業界への転職を考える人もいると思います。
でも・・ヨガインストラクターってどうやってなるの?資格は必要?
ちゃんと稼げるかな?働き方とか収入も、今のうちに知っておきたい!
なんて、気になりますよね。
そこでこのページでは、ヨガインストラクター歴5年のsayakaさんに、実体験を基にした答えをまとめてもらいました。
現役ヨガインストラクターの私が、資格・働き方・収入など、本音でお伝えしますね!
わぁ嬉しい!よろしくお願いします!
さらっと読んでもらえれば、ヨガインストラクターになるにはどうすればいいか、その後の現実の事情もしっかりわかるハズ!
ヨガインストラクターになるには
ヨガインストラクターになるためには、以下の3つが知っておいてほしいことです。
資格は取得するべき
ヨガインストラクターとして活動するなら、資格は取得するべきです。
生徒を安全に指導する知識とスキルが必要なのが、ヨガインストラクター。
資格があれば、知識もスキルもあることを客観的に証明できます。
ヨガインストラクターの資格は、国家資格ではなく民間資格なので、資格がなくても「ヨガインストラクターです」と名乗って活動することは可能。
とは言っても、知識やスキルの証明になるのはもちろん、ヨガインストラクターの募集条件に資格保持がある場合もあります。
民間資格だとしても、取っておくのがおすすめ!
認定校や養成スクールに通って指定のカリキュラムを受講すると、ヨガインストラクターの資格を取得できます。
活動の場を広げるためにも、資格は取得するべきです。
年齢制限はない
ヨガインストラクターに年齢制限はありません。
20代や30代が多いイメージですが、50代、60代、70代の先生もいます。
ヨガインストラクター募集の条件には、「〇歳まで」と書かれている場合もあります。
とは言え、スタジオによっては年齢を重ねたインストラクターを求めていることも。
年齢からくる不調を、同年代のインストラクターが共感してくれたら安心しますよね!
仕事のストレスや、女性特有の悩みを抱える生徒さんもいます。
年齢にとらわれることなく、あなただからこそ発信できる、安心感や指導のしかたを強みにするのもいいですよね。
ヨガ初心者・未経験の場合
ヨガ初心者や未経験でも、インストラクターになれます。
ただし、資格もない状態だと今すぐにインストラクターになるのは難しいです。
ヨガ初心者や未経験の場合は、ヨガインストラクター養成スクールで学んで資格を取るのがおすすめ。
ヨガ未経験で養成校に入った人もたくさんいますよ!
一般向けのレッスンより養成スクールのほうが長い時間をかけてヨガを深く学べるので、ヨガの経験がなくても問題ありません。
ヨガスタジオと提携している養成スクールもあり、卒業してすぐにインストラクターデビューできることもあります。
養成スクールに入学しなくても、フロントなどで働きながらインストラクターの研修を受け、デビューできる大手スタジオもあります。
大手スタジオではない場合は、
- 理学療法士や瞑想インストラクターなど、体や心に関係する資格を持っている
- 体や心に関係する業界で働いた経験がある
という人なら、それをアピールして活かすのも1つの方法です。
今すぐにでもヨガ業界で働きたい人におすすめです!
ヨガインストラクターになるための養成スクールとは
ヨガインストラクターになる方法の1つが、養成スクールの講座を受講すること。
生徒さんを安全に指導する知識とスキルを身につけるためのカリキュラムが組まれており、座学と実技の両面から学びます。
養成校によって異なりますが、カリキュラムの内容は以下の分野。
- 指導法
- 道具や補助を使ったポーズのとり方
- ヨガ哲学、歴史
- ヨガの種類
- 呼吸法、瞑想法
- 解剖学、生理学
ポーズだけでなく、日常に活かせる哲学や瞑想法を伝えるのもインストラクターの仕事!
生徒さんがヨガに求めているものや、体の硬さも一人ひとり違います。
その人の状態に合った指導ができるようになるためにも、ヨガインストラクター養成スクールで学ぶのが大切です。
最も知られている指導資格「RYT200」の東京にあるおすすめスクールはこちら
目次に戻るヨガインストラクターになるには?雇用形態と給料の相場
ヨガインストラクターの雇用や契約形態は以下の3つです。
それぞれのメリットデメリットと、気になる収入について紹介していきます。
正社員
大手ヨガスタジオでの募集が多いのが正社員です。
正社員のメリットとデメリットは以下の通り。
- ヨガ未経験でも働きながら学べる
- 安定した収入を得られる
- 朝早くまたは夜遅くまでの勤務になることも
- レッスン以外の業務にも対応
ヨガ未経験でも働きながら学べるのが大きなメリット。
レッスン指導以外にも、受付やイベント企画・物販・清掃など施設内すべてのことに対応します。
月給は20万円前後からのスタート。
安定した収入を得られる一方、早番であればオープン前の朝8時台、遅番であれば最終クラス後の21時~22時までの勤務になることもあります。
基本的に8時間勤務のシフト制が多いですよ!
アルバイト
アルバイトのメリットとデメリットは以下になります。
- 勤務する時間・日数の融通がきく
- 人が不足しやすい日時には優遇されやすい
- 希望の日時にシフトに入れない場合も
- レッスン以外の業務にも対応
アルバイトは、勤務できる時間や日数に制限がある人におすすめです。
ただし、希望の時間帯や曜日に入れるとは限りません。
一般的なアルバイトと同じく、人員が不足しやすい平日夜間や土日に入れる人は優遇される傾向にあります。
時給は、1,050円スタートが相場です。
正社員と同じく、レッスン指導以外の、受付やイベント企画・物販・清掃など施設内すべてのことへの対応は多々あります。
業務委託
業務委託とは、ヨガスタジオやジムに雇われるのではなく、レッスンだけを受け持つ契約の形です。
メリットとデメリットは以下の通り。
- レッスン指導に集中できる
- 働き方の自由度が高い
- 人気が出ないと稼げないことも
- 確定申告が必要
さまざまなスタジオやジムと業務委託契約をするのが、フリーランスのヨガインストラクターに多い働き方です。
全インストラクターが業務委託というヨガスタジオもあります!
簡単な受付業務や清掃はありますが、基本的にはレッスンがメインの仕事になるのでレッスン指導に集中できるのがメリットです。
拘束時間が短いのも特徴で、その時間は、担当するレッスンとその前後30分程度。
人間関係の煩わしさもなく、自由度の高い働き方といえます。
一方で、移動時間や次のレッスンまでの空き時間など、収入が発生しない時間が多くなることも。
1レッスンごとのレッスンフィーが収入となり、常温ヨガの60分レッスンで3,000円〜3,500円、ホットヨガで4,000円〜5,000円が相場です。
収入を確保するため、週に何クラスも受け持ったり複数のスタジオと契約したりします。
人気のある先生は金額が上がっていきますが、集客率が悪ければレッスン数が減ったり契約を打ち切られたりする厳しさもあります。
個人事業主になるので各種保険には個人で入る必要があり、毎年確定申告もしなければなりません。
目次に戻るフリーのヨガインストラクターになるには?稼ぎ方5選
フリーランスのヨガインストラクターが、レッスン指導で収入を得られる場所は、
の5つです。
ヨガスタジオ
フリーランスのヨガインストラクターが多く在籍しているのが、常温のヨガスタジオとホットヨガスタジオ。
レッスン指導と、簡単な受付や清掃が主な業務です。
一般レッスンを行っているヨガスタジオやホットヨガスタジオは、紹介や一般求人で募集を行っています。
インストラクター養成コースを運営しているヨガスタジオでは、養成コース修了後にスタジオでレッスンを受け持つのも可能。
書類選考後、面接と短時間のデモレッスンを行って合否が決まるのが一般的です。
先ほどお伝えした業務委託という働き方になるので、1レッスンごとのレッスンフィーが収入となります。
常温ヨガの60分レッスンで3,000円〜3,500円、ホットヨガで4,000円〜5,000円が相場です。
スポーツジム
スポーツジムやフィットネスクラブでは、スタジオプログラムを受け持ちます。
お客さまの年齢層が幅広く人数も多いため、レッスンの強度に注意しながらより多くの人に伝わる指導が大切。
ヨガスタジオと違って受付業務などはなく、レッスン時間に合わせてスタジオに入ります。
スポーツジムをメインで取り扱っている求人サイトで募集しており、書類選考後にあるのがオーディション(実技テスト)です。
オーディションは、ヨガ以外のインストラクターも同時に受けます。
お互いがお客さま役になってレッスンを受けるので、楽しいですよ!
レッスンフィーは、ヨガスタジオと同じように1クラス単位の金額。
40分や50分のように短時間クラスの場合は、金額も少なく設定されています。
地域のカルチャースクール
公民館や文化センターなど、地域のカルチャースクールでも講師を募集していることがあります。
試験やオーディションは基本的になく、書類選考と面談。
開催日時と契約内容にお互いが納得できれば契約、という流れが多いです。
収入は、生徒さんの人数によって変動することが多く、事前に契約内容の確認が必要。
企業、施設、学校
企業のレクリエーション、施設のイベント、学校の選択授業などでレッスンを開催します。
一般の求人募集もありますが、公式ホームページで募集があったり、紹介で決まったりします。
ホームページの採用欄を見る、問い合わせページから売り込むのも1つの方法です。
ヨガを取り入れたくてもどこに連絡したらいいかわからない、という企業や学校が年々増えてますよ。
収入は、会社やイベントの規模で異なります。
応募や紹介のタイミングが合えば、その後長いお付き合いになることも。
個人開催
個人開催は、自分で場所を確保してレッスンを開催します。
場所の確保といっても、賃貸契約ではなく時間単位で借りられるレンタルスペースで十分。
日時・料金の設定・レッスン内容など全て自分で決められるので、納得のいくレッスンをできるのがメリットです。
とは言え、集客も自分で行わないといけないので、生徒さんが集まらなければ収入はなし。
スペースのキャンセル料が発生する場合には赤字に・・
また、万が一生徒さんとのトラブルがあれば自分で対処する必要があります。
目次に戻るヨガインストラクターになるまでの体験談
現在、フリーランスのヨガインストラクターとして活動しており、インストラクター歴は5年です。
そんなわたしが、ヨガインストラクターに興味を持ってから実際に活動するまでの流れを
の6ステップで紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね!
Step1.ヨガスタジオに通う
インストラクターの仕事に興味を持った当時、ヨガの経験は数回程度でした。
改めて、「ヨガのクラスとは」「インストラクターとはどのようなものか」を知るため、週1回一般レッスンに通います。
続けて通ってみると、ヨガの楽しさと難しさに気づきました。
とくに体の仕組みへの興味が高まり、ヨガインストラクター養成コースを受講することに。
Step2.ヨガインストラクター養成コースを受講
仕事の休日を利用して、週1回・1日8時間・約半年のコースに通います。
少人数クラスのため質問もしやすく、時には真剣に時には笑いありで、とても充実した期間でした。
意外だったのは、クラスのほとんどの人が、インストラクター志望ではないということです。
通っている理由は、「ヨガの哲学を学びたい」「自分のためにヨガを深めたい」など。
わたしはこの時、フリーのインストラクターになりたいという思いが強くなっていました。
勉強中のことをSNSに投稿したり、友人に付き合ってもらってデモクラスを開催したりと動き出しました。
Step3.養成コースを受講したスタジオでデビュー
養成コースが修了するとき、そのコースが開催されていたヨガスタジオの新店舗がオープンすることに。
そこでインストラクター希望者が募られたんです。
新店舗は自宅から片道約2時間かかるうえ、レッスンフィーは相場より低かったため迷いました。
しかしインストラクター未経験でこのようなチャンスはなかなかないのではと思い、希望することに。
養成コースの最後のカリキュラムでデモレッスンを行った他には、試験はありませんでした。
今まで働いていた会社を退職し、ヨガスタジオと業務委託契約を結びました。
オープニングスタッフとして無事インストラクターデビューできたのです。
デビュー後は、他の既存店舗にも代行レッスンで積極的に入り、1年後に異動することになります。
Step4.個人レッスンを開催
スタジオレッスンと同時進行で、個人開催のレッスンも行いました。
近所のレンタルスペースを借り、平日の日中に子連れOKのレッスンです。
しかしSNSやチラシを使ってみるものの、思うように集客できず数ヶ月で断念。
その後は、スタジオのお客さまや友人との交流の場として、不定期で個人レッスンを開催しています。
個人開催の難しさを痛感しましたが、試行錯誤したのはとても良い経験でした。
Step5.スポーツジムなどに応募
スタジオレッスンに慣れてきた頃、他のヨガスタジオやスポーツジムの求人に応募します。
同じデモレッスンをしても、反応がまったく異なることもありました。
スタジオやジムごとに、コンセプトや求める人材が違うんですね。
いくつかのスタジオやスポーツジムから合格をいただき、徐々に1週間のレッスン本数が増えていきます。
Step6.アルバイトをしながら紹介で活動場所を広げる
レッスンが増えたといっても、生活できる収入にはならず、他業種のアルバイトをかけ持ちします。
ヨガインストラクターをしていること、活動の場を増やしたいことなどを周りにたくさん話しました。
その結果、紹介につながり、さらにレッスンの活動場所が増えたのです。
ヨガインストラクターになりたいと思ってから今までには、悩んだり難しさを感じたりしたこともありました。
ただ現在は、充実した日々を過ごしており、ヨガインストラクターになって本当に良かったと感じています。
目次に戻るヨガインストラクターになるには?その方法と現状まとめ
「ヨガインストラクターになるには?現役インストラクターが方法と現状をリアルに解説!」について書きました。
ヨガインストラクターになるには、安全に指導するため、活動の場を広げるために資格は取得するのがおすすめです。
養成スクールで資格を取得したら、正社員・アルバイトなどで経験を積み、フリーランスで業務委託や自主開催をする流れが一般的。
行動次第では、企業や施設のイベント、スタジオを主催するなど活躍の幅が広がります。
ヨガインストラクターになって、あなたもぜひ、ヨガの良さをたくさんの人に伝えてみてください^^
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