このページでは、ヨガ(常温ヨガ)とホットヨガの違いについて書いています。あなたがどちらに向いているかがサッとわかる、タイプ別診断もまとめました。
ヨガとホットヨガそれぞれの効果・メリット・デメリットもまとめているので参考にしてくださいね!
ヨガを始めたいと思った時に悩むことの1つが、ヨガ(常温ヨガ)にするかホットヨガにするか。
わたしもよく、
- 近所にホットヨガがあるんだけど、常温ヨガの方がいいの?
- ダイエットしたいんだけどヨガとホットヨガどっちが効果的?
- ホットヨガのデメリットはある?
なんて、いろいろと悩んでいました。
常温ヨガとホットヨガに通ってみたり、講師に質問したり、さまざまな本を読んでみたり。
その結果、それぞれに向いている人と向いていない人がはっきりわかったので、ヨガとホットヨガの違いをまとめました。
さらっと読んでもらえれば、あなたがどちらに向いているかハッキリわかるハズ!
気になるところへ読み飛ばす
ヨガとホットヨガの違い
ヨガ(常温ヨガ)とホットヨガの1番の違いは、ヨガを行うときのスタジオの環境です。
スタジオの温度・湿度が違うことで、その効果やレッスン内容が変わってきます。
その他の違いも含めて
の4つにわけてまとめました。
スタジオ環境の違い
常温のヨガスタジオとホットヨガスタジオの温度と湿度は、一般的には以下のような違いがあります。
温度 | 湿度 | |
---|---|---|
常温ヨガスタジオ | 20~27℃ | 季節に応じて |
ホットヨガスタジオ | 38~40℃ | 55~65% |
常温ヨガは、20~27℃くらいの温度を保ったスタジオでおこないます。
夏は冷房・冬は暖房を付け、快適な温度を保ったスタジオが多いのが特徴です。
ホットヨガは、暖房や床暖房と加湿器を使い、室温38~40℃/湿度55~65%の環境に整えられた高温多湿のスタジオでおこないます。
スタジオの中に座っているだけでも、サウナのように汗をかく状態。
常温ヨガスタジオは窓があって自然光、ホットヨガスタジオは窓がなくて照明のことが多いよ!
効果の違い
常温で行うヨガの一番の効果は、心の安定やストレス解消につながるなど、精神面の安定です。
常温の環境でしっかりと呼吸ができるので、副交感神経が優位となり、リラックス効果を高めます。
意識的に横隔膜を使った呼吸法によって、他のリラクセーション技法と同様にリラックス反応が得られることが明らかとなった。
出典:J-STAGE|健康女性に対する呼吸法によるリラックス反応の評価
他にもさまざまな効果があり、その種類についてはこのページ内の「常温ヨガの効果」でまとめています。
一方、ホットヨガの一番の効果は、心も体も活動が活発になることです。
高温多湿の環境が身体への負荷となり、交感神経が優位になります。
それによって、前向きな気持ちになったり体の代謝が上がったりするのに効果的。
自律神経には交感神経系と副交感神経(心臓においては迷走神経)があり、前者は循環に対して促進的、後者は循環に対して抑制的な作用を示す。
出典:J-STAGE|交感神経と副交感神経の相互作用と病態
ホットヨガもさまざまな効果があるので、その種類についてはこのページ内の「ホットヨガの効果」でまとめています。
目次に戻る通いやすさの違い
ヨガスタジオとホットヨガスタジオを比べたとき、店舗数や料金などの違いから、人によって通いやすさが異なってきます。
店舗数 | 講師の人数 | 料金 | |
---|---|---|---|
ヨガ | 多 | 少 | 安 |
ホットヨガ | 少 | 多 | 高 |
常温のヨガスタジオは、ホットヨガスタジオに比べて店舗数が多く、近所にあり距離的に通いやすいのが特徴。
とは言え、小規模のスタジオの場合はレッスン数や講師の人数が少ないというデメリットもあります。
常温ヨガスタジオの方が料金が安く、通い始めるハードルが低いのも特徴です。
ホットヨガスタジオは、大手が多く各地域に出店していますが、都市部以外では近所にない場合もあります。
講師もレッスン数も多く、自分の予定に合わせて、好きな時に通えるのがメリット。
常温ヨガスタジオに比べると料金が高いので、無理なく払える料金のスタジオやプランを選ぶのも大切です。
服装の違い
常温ヨガでは、動きやすい服装であれば何でも大丈夫。
ホットヨガに比べると汗はあまりかかないので、そのままの服装でスタジオに行って帰れる手軽さもあります。
持ち物は、飲み物と、必要であればハンドタオル程度。
荷物が少なくてすむのも特徴です。
ホットヨガでは、ピッタリとした服装や乾きやすい服装がおすすめです。
高温多湿なスタジオでのレッスンで汗ビッショリになっても、動きやすさと快適さを保つため。
飲み物の他、着替えやシャワー用のタオルなども持っていく必要があり、荷物が多くなるのも覚えておきたいポイントです。
目次に戻るヨガ・ホットヨガの向き不向き診断
違いはわかったけど、結局どっちが私に向いてるの?!
という人向けに、
をタイプ別にまとめました。
今の自分の状態や、なりたい自分を考えるとヨガかホットヨガかを選びやすいよ!
ヨガが向いている人
常温ヨガに向いている人に多いのが、
- 人間関係や仕事を含め、人生を良くしていきたい
- 体の歪みや不調が気になる
- ストレスを感じることが多い
- ヨガ本来の魅力を知りたい
- いろいろな種類のレッスンを受けてみたい
- ヨガ仲間や信頼できる先生にめぐり会いたい
というタイプの人。
上の6つすべてに当てはまらなくても、2~3つ当てはまる人は常温ヨガが向いています。
呼吸がしやすい環境なので、ヨガ自体に集中しやすい、つまり自分の体や心に集中しやすいのが常温ヨガ。
現代では、主に精神面にアプローチするレッスンや、主に肉体面にアプローチするレッスン、それぞれの種類や流派もたくさんあります。
純粋にヨガを楽しんでみたい、という人も常温ヨガがおすすめです。
レッスン後に先生に質問しやすい雰囲気、ヨガ好き仲間が作りやすい雰囲気は常温ヨガスタジオに多いよ!
ヨガが向いていない人
常温ヨガに向いていない人に多いのが、
- 即効性のあるダイエット法を探してる
- トレーニングやストレッチだけに興味がある
- 心や精神面には興味がない
という人です。
とくにヨガ初心者は簡単なポーズから行うので、初めは運動量の少ないレッスンが多いことも。
とは言え、続けるうちにアクティブなレッスンも楽しめるようになります。
心と同時に、体幹やインナーマッスルも鍛えられるのが、常温ヨガの特徴の1つです。
目次に戻るホットヨガが向いている人
ホットヨガに向いている人に多いのが、
- デトックス効果をヨガに期待してる
- 汗をかいてスッキリしたい、リフレッシュしたい
- ダイエットをしたい
- 身体を柔らかくしたい
- 肌をきれいにしたい
- 冷え性を改善したい
- 自分のペースでサッと行って帰ってきたい
という人。
上の7つすべてに当てはまらなくても、3~4つ当てはまる人はホットヨガが向いています。
スタジオにもよりますが、レッスン後は、サッとシャワーを浴びてすぐに帰る人が多いのがホットヨガスタジオの特徴の1つ。
夜遅くまでやっているので、仕事帰りに寄りたいという人にもおすすめです。
先生や会員同士でそこまで仲良くならなくても、誰にも気を遣わず自分のペースで行って帰ってこれる!
ホットヨガが向いていない人
ホットヨガが向いていない人は、
- 高温多湿の環境で、のぼせてしまう
- 暑すぎるのが苦手という自覚がある
という人。
その他、高血圧の人や、身体に疾患がある人も注意が必要です。
高温多湿での運動は、すべての人にとって良いとは言えないので、医師と相談したほうがいい人もいます。
目次に戻る高温多湿環境での運動は、運動負荷が著しく増大することを留意すべきである。
出典:国立大学法人信州大学|温度環境と高齢者の身体運動時における血圧、体温及び心拍反応
ヨガの効果とメリットデメリット
ヨガ(常温ヨガ)の本来の目的は、心に振り回されず、心地よい日常を手に入れること。
古くからインドで行われている心身を整えるための方法として「ヨガ」が伝わりました。
ここでは、代表的な
をまとめています。
常温ヨガの効果
常温ヨガの効果の一例として、
- 心身のリラックス
- ストレス解消
- 体の歪みを整える
- 心を穏やかに安定させる
- 体幹・インナーマッスルの強化
- 疲労回復
などがあげられます。
現代では、常温ヨガと言ってもたくさんの流派や種類があり、その効果もさまざま。
先ほどあげた一例以外にも、さまざまな効果を得られます。
自分の目的に合わせて流派や種類を選べるのが、常温ヨガの魅力です。
常温ヨガのメリットとデメリット
常温ヨガをこれから始めようとする人向けに、知っておくと安心なメリットとデメリットをまとめました。
- 自宅でもできる
- 日常生活に取り入れられる
- 自分でおこなう場合はケガに注意
- スタジオや先生によって合う合わないの差が大きい
常温ヨガは、どこでもできるのが大きな魅力の1つ。
スタジオでなくても、公民館などの施設でもレッスンが開催されています。
もちろん自宅でも行えますが、動画などを見てヨガをする場合・オンラインでも先生から見えない場合は、ケガをしないよう注意が必要です。
疲労回復やストレス解消など、心身を整えるのに効果的な常温ヨガ。
呼吸の仕方や、伝統的なヨガの考え方がわかってくると、普段の生活にもいい影響が出てきます。
週に2、3回、ストレッチを兼ねてヨガを寝る前に取り入れてる。
— aikowithFLUTE (@livelikefre) January 6, 2022
呼吸はあなどれないと思う。
吐く時間を長くする、を日常でも意識している😗💨
血管の健康にも繋がる、良いことしかないのでは。 https://t.co/MXrxXuNRAa
常温ヨガは、さまざまな場所でいろいろな種類のレッスンが開催されていますが、スタジオや先生によって重視しているものが異なります。
楽しみながら、自分の目的に合うレッスンや、居心地がいいと感じるスタジオを探してみるのもおすすめです。
「ここがいいかも」って思えるまで、いろんなスタジオのお試しレッスンに行ったよ!
ホットヨガの効果とメリットデメリット
ホットヨガの元祖は「ビクラムヨガ」と呼ばれ、インドの環境に近い暖かい環境でヨガをする流派です。
その後日本でも、身体が柔らかくなりやすいと人気になりました。
現在「ホットヨガ」として大手スタジオがメインとなり、さまざまな効果を目的とするレッスンが行われています。
ここでは、代表的な
をまとめています。
ホットヨガの効果
ホットヨガの効果の一例として、
- デトックス作用、むくみ改善
- 新陳代謝の向上
- リフレッシュ感を味わえる
- 血行促進
- 冷え性改善
などがあげられます。
これらは、暖かい環境でヨガをすることで得られやすい効果です。
最近では、ボディメイクやカロリー消費を目的としたレッスンも増えてきており、ダイエットをしたい人にも人気なのがホットヨガ。
精神面というよりは、肉体面の改善を重視したい人におすすめです。
ホットヨガのメリットとデメリット
ホットヨガをこれから始めようとする人向けに、知っておくと安心なメリットとデメリットをまとめました。
- スタジオに関わらず一定以上の満足感が得られる
- 体への影響がわかりやすい
- 自宅ではできない
- 常温ヨガより始めるハードルが高い
スタジオの雰囲気やレッスン数に多少の違いがあるものの、合う合わないの差が少ないのがホットヨガ。
ホットヨガスタジオは大手が多く、先生たちの方針や考え方が揃っており、どのレッスンでも一定の満足感が得られます。
ホットヨガは、肌質やお腹の調子など、体への良い影響を感じやすいのもメリットです。
運動苦手でも汗をかけるから、爽快感が味わえる!
とは言え、常温ヨガに比べると、始めるコストがかかるのはデメリット。
無理なく払える金額のスタジオや料金プランを探してみるのがおすすめです。
目次に戻るまとめ:ヨガとホットヨガの違いと向き不向き
「ヨガとホットヨガの違いはこの4つ。効果とメリットデメリットも比較!」について書きました。
ヨガ(常温ヨガ)とホットヨガは、スタジオの温湿度以外にもいくつかの違いがあります。
心や体へのいい影響をゆっくり楽しみたいなら常温ヨガ、肉体面を重視したりスッキリした気分になりたかったりするときは、ホットヨガがおすすめ。
それぞれの向き不向きやメリットデメリットは、どちらが良い悪いではなく、自分の好みや目的に合うほうを選ぶのが大切です。
どちらにするかイメージがわいてきたら、スタジオの選び方も参考にしてみてくださいね。
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