このページでは、全米ヨガアライアンス認定資格「RYT200」を取得するためのオンラインコースのメリットとデメリットをまとめています。
ヨガスクールの通学コースがいいかオンラインコースがいいか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
全米ヨガアライアンスによって、RYT200取得コースのオンライン受講が認められているのは2023年の年末まで。
この機会にオンラインで受講しようか迷っている人も多いのではないでしょうか?
と言っても、
- オンライン受講を検討中。費用の安さ以外のメリットは?
- オンラインが気になってるけどデメリットはないの?
- オンラインか通学か決めきれない。わたしに合う方はどっち?
など、悩むことが出てきますよね。
そこでこのページでは、RYT200取得の通学制を卒業した経験から、オンライン制のメリットデメリットについてまとめました。
オンラインと通学で迷った結果、通学制を受講して修了!オンラインにすればよかった&通学でよかったと思ったことを書いたよ。
さらっと読んでもらえれば、オンラインで受けるかどうか決められるハズ!
RYT200取得コースをオンラインで受講するメリット
RYT200取得コースをオンラインで受講するメリットは
の4つがあげられます。
1.通学制より費用が安い
RYT200オンライン制は、受講費用が通学制より安いのがメリットであり特徴でもあります。
交通費も節約できる!
通学制に比べて、ヨガスクールの人件費や施設利用料がかからないのが、その大きな理由です。
RYT200取得の通学制の費用総額は、平均で約50万円。
スクールによって差がありますが、オンライン制は通学制より10~30万円ほど安い受講費です。
通学制 | オンライン制 | 差額 | |
---|---|---|---|
アンダーザライト | 499,999円~ | 499,999円~ | 0円 |
YMCメディカルトレーナーズスクール | 568,000円 | 248,000円~ | 320,000円 |
FIRST SHIP | 507,000円~ | 298,000円~ | 209,000円 |
YogaWorks | 484,000円~ | 380,000円~ | 104,000円 |
中には、オンライン制の受講費用が10万円台などの安いヨガスクールもありますが、安さだけでヨガスクールを決めるのは注意が必要。
いくら全米ヨガアライアンスに認定されているとは言え、
- ライブ講義とビデオ講義の比率
- サポートの有無
など、カリキュラムはスクールによってさまざまです。
安さだけじゃなくて価値があるところを見極めるのが大事!
たとえばアンダーザライトのオンライン受講費は、通学制と同じですが、
- 通学とオンラインは全く同じカリキュラムと特典
- 通学コースの講義のスタジオにオンラインでつなぐ
など、通学制に劣らない臨場感やサポートの中で学べます。
オンライン制は、費用の安さが魅力ですが、費用以外の特徴もしっかり理解しておくのがおすすめ。
RYT200オンライン取得コースがあるヨガスクールの選び方を別のページで詳しくまとめています。
2.RYT200取得までの期間が短い
通学制に比べて、RYT200取得までの期間(卒業までの期間)が短いヨガスクールが多いのも、オンライン受講のメリット。
ビデオ講義であればスキマ時間でも学習できるので、仕事や家事で忙しかったとしても、自分次第で短期で卒業できます。
おおよその卒業までの最短期間を比較したのが下の表です。
通学制 | オンライン制 | |
---|---|---|
アンダーザライト | 6ヶ月~ | 6ヶ月~ |
YMCメディカルトレーナーズスクール | 6ヶ月半~ | 4ヶ月~ |
FIRST SHIP | 4ヶ月半~ | 2ヶ月半~ |
YogaWorks | 5ヶ月~ | 3ヶ月 |
ヨガスクールによって、同じオンライン制でも期間が異なるのは、おもに受講形式の比率の違い。
ビデオ講義が多いスクールほど、期間が短くなる傾向にあります。
短期でRYT200を取得すると
- 深く幅広いヨガの全体像をとらえにくい
- 練習時間が短く、自分の体に落とし込みにくい
といったデメリットもありますが、1日でも早くヨガインストラクターとして活動したい人には大きなメリットです。
どちらが良い悪いではなく、オンライン制でも、スクールによって卒業までの期間はさまざまなので
- とにかく早くRYT200を取得したい
- オンラインでも、なるべくじっくり勉強したい
など、自分の希望をハッキリさせておくと、どのスクールのオンライン制がいいか選びやすくなります。
目次に戻る3.繰り返し視聴できる
オンライン制は、講義を繰り返し視聴できるのも大きなメリットです。
ビデオ講義は、あらかじめ収録されている動画なので、いつでも好きな時に繰り返し見られます。
ライブ講義は日時が決められていますが、受講後に収録した動画が配布されるケースがほとんどで、こちらも繰り返しの視聴が可能。
好きな時に自宅で勉強できる手軽さが魅力!
いつでも繰り返し見られるので、その場での集中力がつい保てなくなってしまうこともあるのがデメリットです。
より理解を深めたり、わからなかった所を具体的に質問したりできるよう、集中できる環境を自分で作る必要があります。
とは言え、繰り返し講義の動画を見られるのは、通学制にはない大きなメリット。
オンライン制でも、自分次第で学びを深めていくことができます。
4.オンラインレッスンが得意なインストラクターを目指せる
オンライン制の受講で、オンラインレッスンが得意なヨガインストラクターを目指せます。
オンラインヨガでレッスンを持ったり自分で動画配信したり、活躍の幅が広がる!
対面のレッスンなら簡単に生徒さんに伝えられることでも、オンラインレッスンだと難しくなる場面が。
そんなとき、自分がオンラインの講義やレッスンを受けた経験がたくさんあると、
- 画面越しに伝えるときの言葉の選び方
- 画面越しでもわかりやすく伝える方法
が、自然に身についたり勉強になったりするんです。
たとえば、体を捻って後ろを向くポーズ(画面が見えない状態)で、修正してあげたいとき。
対面レッスンであれば、体に触れたり、生徒さんの後ろ側に回り込むことができますが、オンラインレッスンでは全て言葉で伝えなくてはなりません。
こういった場面で、オンライン講義で指導を受けた経験が役に立ちます。
もちろん、画面越しの言葉選びだけでなく、ヨガのスキル・知識・レッスンの進め方などさまざまな勉強が必要ですが、
- RTY200を取得したらオンラインレッスンを開催したい
- よりわかりやすい言葉で伝えられるインストラクターになりたい
という人には、これがオンライン制の大きなメリットになります。
目次に戻るRYT200取得コースをオンラインコースで受講するデメリット
RYT200取得コースのオンライン制を受講するデメリットは
の4つ。
1.体に触れて学べない
オンライン制では、体に触れたり触れられたりして学べないのが最大のデメリット。
通学制の場合、アーサナ(ポーズ)を習得する講義では、
- 先生に直してもらう
- 受講生同士でペアになって練習する
ときに、言葉だけではなく、自分の体を直接触ってサポートしてもらうことでわかることがたくさんあります。
また、アジャストメントの練習もカリキュラムに含まれていることの1つ。
練習で実際に人の体に触らせてもらえるのは、通学制の講義でしか体験できません。
アーサナやアジャストメントがオンラインコースでは習得できないわけではありませんが
- アーサナを細かいところまで完全に習得したい
- 対面のスタジオレッスンで活躍できるヨガインストラクターになりたい
場合は、通学制、または通学制講義も受けられるオンライン受講を検討するのがおすすめです。
2.臨場感がなく集中力を保ちにくい
講義を受けている臨場感が少なく、集中力を保ちにくいのも、オンライン制のデメリット。
先生の言葉や身ぶり手ぶりを間近に感じながら受ける講義と、画面を通して受ける講義とでは臨場感に大きな違いがあり、集中力にも差が生まれます。
好きなアーティストのライブなら、DVDで見るよりも、直接ライブ会場に行ったほうが感動や一体感を味わえる人も多いのではないでしょうか?
それと一緒で、スタジオで直接講義を受けると、
- 言葉に表せないような学びを得る
- 他の受講生との一体感から自分の成長につながる
ような場面がたくさんあるんですよね。
とは言え、個人の性格や住環境によってはオンラインコースの方が合う場合もあります。
- 周りに人がいると気になってしまう
- 自宅で静かに勉強できる時間をつくりやすい
という人には、そこまでのデメリットにはならないかもしれません。
通学制のメリットも知ったうえで、自分の性格や住環境にピッタリな受講方法を選ぶのが大切です。
目次に戻る3.同期と呼ばれる仲間が作れない
オンライン制では、同期と呼ばれる仲間をつくれないのもデメリットです。
通学制の場合は、入学から卒業までのあいだ、同期と
- 座学で学んだ内容をその場でフィードバックし合う
- 実技でペアワークをする
- 休憩時間におしゃべりしたり励まし合ったりする
ことで信頼関係が生まれて、一生モノの絆ができることも。
卒業後、同期で集まってヨガ教室開催するっていう例もあるよ!
同期を作るためだけにヨガスクールに通うわけではありませんが、新しい横のつながりができるのは、通学制ならではのメリットです。
- 将来、仲間と一緒にヨガに関する活動をしたい
- ヨガについて本音で理解しあえる仲間がほしい
という人にとっては、オンライン制がデメリットになります。
4.講義に集中できる環境の準備が必要
オンライン制は、通学制とは異なり、講義に集中できる環境を自分で整えなければなりません。
「2.臨場感がなく集中力を保ちにくい」で書いたデメリットを、少しでもカバーするためです。
「絶対必要」「できれば準備したい」ものを挙げたので参考にしてくださいね。
- ヨガマットと、ヨガマットを広げられるスペース
- 静かな空間
ヨガマットは、できれば質が良いものがおすすめ。
質が良いと高いけど、長年使えるし、何よりケガを防いでくれる!
住環境によっては、家族に理解してもらったり事前に片付けをしたり、も必要になってくるかもしれません。
- 動きやすい服装
- パソコンまたはタブレット
- 快適な通信速度のインターネット環境
服装は、レギンスなど体にフィットするものがおすすめです。
細かい関節の動きや体の向きを、画面上でも少しでもわかりやすく見せられるので、より適切な指導を受けられます。
スマホだと画面が小さく見えにくい場合はパソコンやタブレットがあると便利。
画面が見やすく音声も聞き取りやすいと、快適にオンライン講義を受けられます。
目次に戻るRYT200取得コースのオンライン制に関する口コミ
オンラインに賛成派、反対派の人たちの口コミをまとめました。
オンライン賛成派口コミ
全米ヨガアライアンスRYT200をオンラインで取得しました🤗私たち世代って通信教育にまだそこまで良いイメージ持てないと思うんですが 結果的に超良かったです🤔特に「どんな人が集まるんだろう」「質問したいけど…」みたいに周りが気になって集中が切れやすい人(私)オンラインの学び捗ると思う…🤗
— スズキ アユミ @シニタクネーション (@shinitakunetion) November 25, 2020
コロナになってできないこと多いけれどオンラインでできることが増えた☝️
— らっこる🦦ヨガでやりたいこと見つける (@rakko_healthful) December 16, 2020
ヨガの資格RYT200もオンラインで習得できるなんてだいぶ身近になった😳
時間あるうちに興味あること手軽に試せるチャンス✨
今年中に1つ踏み出そう🙌
先日RYT200のオンライン講義が終わった〜。
— nyan (@h6WkHqdmnRZA1Mo) November 9, 2020
先生も生徒さんもみんな素敵だった(^^)
まだ残りの講義やレッスン、振替が残ってるから年内には取り終えるぞ
練習もしよう pic.twitter.com/XbWw03X7yg
RYT200がオンラインでとれるなら、自分も取得の可能性が見えてくる。
— HA 手を洗おう(^o^)♪ (@hatu_201903) April 28, 2020
大学に入ってから時間もお金も苦しくなって、半分諦めていた。
がんばるぞー(^o^)
オンライン反対派の口コミ
全米ヨガアライアンスがRYT200取得で必要なカリキュラムすべてをオンラインでやってもいいと発表したので、軒並み色んなスクールがやり始めた。
— 佐藤佳奈@沖縄×ヨガ×事業 (@kana_matsumu) April 10, 2020
アーサナの練習もオンライン?RYT200だけはそれやってほしくなかったけど仕方ないのかな🤔うちはオンラインではやらないと決めてるけど間違ってるのか?
RYT200をオンラインで、か。んー、いつかは陰ヨガのTTを受けたいけれど、こればかりは対面がいい。わたしはね。どれだけ時間がかかってもいいから。
— Y U K I E (@ratnayukie) September 17, 2020
先週まではオンラインでの参加でしたが、今週からは沖縄に来て対面にて#RYT200 取得のレッスンに来ています🧘♀️一人で黙々と行うオンラインも好きだけど、グループメンバーのパワーを吸収できる対面レッスンもかなり刺激になる!!せっかくの機会なので、しっかり成長して、やり切る!!
— Chisako K (@Chisako_25) December 21, 2020
やはり、アジャストメントだけはスタジオでの対面講義に再受講または振替ができるヨガスクールを選ぶのがいいと思っています。
とは言え、口コミを見て感じたのは「ヨガを学びたい」という熱意があれば、オンラインコースでも通学コースでも問題ないということ。
オンライン制と通学制のどちらがいいと感じるかは、最終的には、性格やライフスタイルも1つの要因です。
もしまだ迷っている場合は、この後に決め方をまとめたので見てみてくださいね!
目次に戻るRYT200取得コースをオンラインと通学どちらにするか迷ったら
RYT200取得コースを、オンラインにするか通学にするか迷ってしまったら、以下の2つの決め方も取り入れてみてください♪
自分の性格とライフスタイルで決める
それぞれに向いている人を下の表にまとめました。
- 環境に左右されず集中して勉強できる
- わりとマイペース
- 衛生面上、外出に抵抗がある
- 仕事や子育てでまとまった時間をとりにくい
- 通える範囲に行きたいヨガスクールがない
- 環境に左右されやすく気が散りやすい
- 協調性があるほう
- しっかり衛生対策をして外出できる
- 少なくても週1回はまとまった時間をとれる
- 通える範囲に行きたいヨガスクールがある
性格には個人差があるので一例ではありますが、ライフスタイルに関しては、つまりは場所と時間の制約がどのくらいあるか。
とくに時間の制約がある場合は、
- どのくらいの期間でRYT200を取得したいのか
- 1日(または1週間)で、どのくらいの時間を勉強にあてられるか
を書き出してみると良さそうです。
現実的な費用と卒業までの期間で決める
通学制に比べて、受講費用が安いこと、卒業までの期間が早いことはオンライン制の一番のメリット。
オンライン制で実力が本当につくのか疑問視する声もありますが、
- ヨガについてきちんと学ぶ熱意がある
- ヨガを通して、誰かを幸せにしたい
という気持ちがあれば、費用や期間でオンライン制を選択してもいいと思っています。
とは言え、カリキュラムはスクールによってさまざまなので、どのヨガスクールでオンライン受講するのかが大切です。
別のページで詳しくまとめているので参考にしてみてください。
RYT200取得オンラインコースがあるおすすめのヨガスクールはこちら
目次に戻るRYT200オンライン取得コースのメリットデメリットまとめ
「RYT200オンライン取得コースのメリットとデメリット!オンラインコースに向いている人とは…?」について書きました。
オンライン制にも通学制にも、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらのメリットを強く感じるか、自分の性格やライフスタイルはどうかを振り返ってみると、どちらのコースが自分に合うかが見えてきます。
オンラインでも通学でも、ヨガを学びたい熱意があれば、素敵な学びの時間を過ごせるはずです^^
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