このページでは、全米ヨガアライアンス認定資格「RYT200」を取得するためのオンラインコースのメリットとデメリットをまとめています。
ヨガスクールの通学コースがいいかオンラインコースがいいか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
昨今の世界の社会状況を受け、全米ヨガアライアンスがRYT200取得コースのオンライン受講を正式に認めました。
2021年2月時点では、オンライン受講が認められているのは2021年の年末まで。
この機会にオンラインコースを受講しようかと思っている人も多いのではないでしょうか?
と言っても、
- オンライン受講を検討中。費用の安さ以外のメリットは?
- オンラインが気になってるけどデメリットはないの?
- オンラインか通学か決めきれない。わたしに合う方はどっち?
など、悩むことが出てきますよね。
そこでこのページでは、RYT200取得の通学コースに通っている経験から、オンラインコースのメリットデメリットについてまとめました。
オンラインと通学で迷ってたから、たくさん調べたり説明会に参加したりした!今は実際に通学で受講、オンラインがよかった&通学でよかったと思うことを書いたよ。
さらっと読んでもらえれば、オンラインコースを受けるかどうか決められるハズ!
タップできる目次
RYT200をオンラインコースで取得するメリット
RYT200取得のため、オンラインコースを受講するメリットは
の4つがあげられます。
1.通学制より費用が安い
RYT200オンラインコースは、受講費用が通学コースより安いことがメリットであり特徴でもあります。
交通費も節約できる!
通学コースに比べて、ヨガスクールの人件費や施設利用料がかからないのが、その大きな理由です。
RYT200取得通学コースの受講費用は、平均で約50万円。
スクールによって差がありますが、オンライン制は通学制より5~20万円ほど安い受講費です。
通学コース | オンラインコース | 差額 | |
---|---|---|---|
アンダーザライト | 499,999円~ | 499,999円~ | 0円 |
YMCメディカルトレーナーズスクール | 568,000円 | 348,000円~ | 最大220,000円 |
FIRST SHIP | 627,000円 | 348,000円~ | 最大279,000円 |
OM YOGA | 374,000円 | 319,000円 | 55,000円 |
※受講費・入学金・テキスト代を含む料金を表示しています(アンダーザライトのみテキスト代別)。
※各種割引キャンペーン価格は適用していない金額です。
ただし、安さだけでヨガスクールを決めるのは注意が必要。
いくら全米ヨガアライアンスに認定されているとは言え、
- ライブ講義とビデオ講義の比率
- サポートの有無
など、プログラム内容はスクールによってさまざまです。
安さだけじゃなくて価値があるところを見極めるのが大事!
たとえばアンダーザライトヨガスクールは、通学コースと同じ費用ではありますが、
- 通学とオンラインは全く同じカリキュラムと特典
- 通学コースの講義のスタジオにオンラインでつなぐ
など、通学コースに劣らない臨場感やサポートの中で学ぶことができます。
オンライン取得コースは、費用の安さが魅力ですが、費用以外の特徴もしっかり理解しておくのがおすすめです。
RYT200オンライン取得コースがあるヨガスクールの選び方を別のページで詳しくまとめています。
2.RYT200取得までの期間が短い
通学コースに比べると、RYT200取得までの期間(コース卒業までの期間)が短いヨガスクールが多いのも、オンラインコースのメリットです。
オンラインの講義には、
- ライブ講義
- ビデオ講義
の2形式があります。
ビデオ講義は、あらかじめ収録された講義動画を視聴するものです。
ビデオ講義は自分のペースで学習ができるので、たとえ仕事や家事で忙しかったとしても、自分次第で短期での卒業が可能。
おおよその卒業までの最短期間を比較したのが下の表です。
通学コース | オンラインコース | |
---|---|---|
アンダーザライト | 6ヶ月~ | 6ヶ月~ |
YMCメディカルトレーナーズスクール | 6ヶ月半~ | 4ヶ月~ |
FIRST SHIP | 通常:6ヶ月半~ 短期:1ヶ月半 |
1ヶ月半~ |
OM YOGA | 通常6ヶ月~ 短期:1ヶ月~ |
2ヶ月~ |
ヨガスクールによって卒業最短期間が違うのは、おもに受講形式の比率の違い。
ビデオ講義が多いスクールほど、期間が短くなる傾向にあります。
短期でRYT200を取得すると
- 深く幅広いヨガの全体像をとらえにくい
- 練習時間が短く、自分の体に落とし込みにくい
といったデメリットもありますが、1日でも早くヨガインストラクターとして活動したい人には大きなメリットです。
どちらが良い悪いではなく、オンライン制でも、スクールによって卒業までの期間はさまざまなので
- とにかく早くRYT200を取得したい
- オンラインでも、なるべくじっくり勉強したい
など、自分の希望をハッキリさせておくと、どのスクールのオンラインコースがいいか選びやすくなります。
目次に戻る3.繰り返し視聴できる
オンライン制コースは、講義を繰り返し視聴できることも大きなメリットです。
ビデオ講義は、あらかじめ収録されている動画なので、いつでも好きな時に繰り返し見ることができます。
ライブ講義は日時が決められていますが、受講後に収録した動画が配布されるケースがほとんどで、こちらも繰り返しの視聴が可能。
好きな時に自宅で勉強できる手軽さが魅力!
ただ、いつでも繰り返して見られるので、その場での集中力がついつい保てなくなってしまうのがデメリットです。
より理解を深めたり、わからなかった所を具体的に質問したりできるよう、集中できる環境を自分で作る必要があります。
とは言え、繰り返し講義の動画を見られるのは、通学コースにはない大きなメリット。
オンラインコースでも、自分次第で学びを深めていくことができます。
4.オンラインレッスンが得意なインストラクターを目指せる
オンライン制のRYT200取得コースを受講することで、オンラインレッスンが得意なヨガインストラクターを目指せます。
オンラインヨガに出演したり自分で動画配信したり、活躍の幅が広がる!
対面のレッスンなら簡単に生徒さんに伝えられることでも、オンラインレッスンだと難しくなる場面が。
そんなとき、自分がオンラインの講義やレッスンを受けた経験がたくさんあると、
- 画面越しに伝えるときの言葉の選び方
- 画面越しでもわかりやすく伝える方法
が、自然に身についたり勉強になったりするんです。
たとえば、体を捻って後ろを向くポーズ(画面が見えない状態)で、修正してあげたいとき。
対面レッスンであれば、体に触れたり、生徒さんの後ろ側に回り込むことができますが、オンラインレッスンでは全て言葉で伝えなくてはなりません。
こういった場面で、オンライン講義で指導を受けた経験が役に立ちます。
もちろん、画面越しの言葉選びだけでなく、ヨガのスキル・知識・レッスンの進め方などさまざまな勉強が必要ですが・・
とは言え、
- RTY200を取得したらオンラインレッスンを開催したい
- よりわかりやすい言葉で伝えられるインストラクターになりたい
という人には、これがオンライン取得コースの大きなメリットになります。
目次に戻るRYT200をオンラインコースで取得するデメリット
RYT200取得のため、オンラインコースを受講するデメリットは
の4つ。
1.体に触れて学ぶことができない
オンラインコースでは、体に触れたり触れられたりして学ぶことができないのが最大のデメリット。
通学コースの場合、アーサナ(ポーズ)を習得する講義では、
- 先生に直してもらう
- 受講生同士でペアになって練習する
ときに、言葉だけではなく、自分の体を直接触ってサポートしてもらうことでわかることがたくさんあります。
また、アジャストメントの練習もカリキュラムに含まれていることの1つ。
練習で実際に人の体に触らせてもらえるのは、通学制の講義でしか体験できないことです。
アーサナやアジャストメントがオンラインコースでは習得できないわけではありませんが
- アーサナを細かいところまで完全に習得したい
- 対面のスタジオレッスンで活躍できるヨガインストラクターになりたい
場合は、通学コース、または通学制講義も受けられるオンラインコースを検討するのがおすすめです。
2.臨場感がなく集中力を保ちにくい
講義を受けている臨場感が少なく、集中力を保ちにくいのも、オンライン取得コースのデメリット。
先生の言葉や身ぶり手ぶりを間近に感じながら受ける講義と、画面を通して受ける講義とでは臨場感に大きな違いがあり、集中力にも差が生まれます。
好きなアーティストのライブなら、DVDで見るよりも、直接ライブ会場に行ったほうが感動や一体感を味わえる人も多いのではないでしょうか?
それと一緒で、スタジオで直接講義を受けると、
- 言葉に表せないような学びを得る
- 他の受講生との一体感から自分の成長につながる
ような場面がたくさんあるんですよね。
とは言え、個人の性格や住環境によってはオンラインコースの方が合う場合もあります。
- 周りに人がいると気になってしまう
- 自宅で静かに勉強できる時間をつくりやすい
という人には、そこまでのデメリットにはならないかもしれません。
通学コースのメリットも知ったうえで、自分の性格や住環境にピッタリな受講方法を選ぶことが大切です。
目次に戻る3.同期と呼ばれる仲間が作れない
オンライン制のRYT200取得コースでは、同期と呼ばれる仲間をつくれないのもデメリットです。
通学制の場合は、入学から卒業までのあいだ、同期と
- 座学で学んだ内容をその場でフィードバックし合う
- 実技でペアワークをする
- 休憩時間におしゃべりしたり励まし合ったりする
ことで信頼関係が生まれて、一生モノの絆ができることも。
卒業後、同期で集まってヨガ教室開催するっていう例もあるよ!
同期を作るためだけにヨガスクールに通うわけではありませんが、新しい横のつながりができるのは、通学コースならではのメリットです。
- 将来、仲間と一緒にヨガに関する活動をしたい
- ヨガについて本音で理解しあえる仲間がほしい
という人にとっては、オンラインコースがデメリットになります。
4.講義に集中できる環境の準備が必要
オンラインコースは、通学制コースとは異なり、講義に集中できる環境を自分で整えなければなりません。
「2.臨場感がなく集中力を保ちにくい」で書いたデメリットを、少しでもカバーするためです。
絶対必要
講義を受けるにあたり、絶対に必要な準備は
- 静かな空間
- ヨガマットを広げられるスペース
の2つ。
住環境によっては、家族に理解してもらったり事前に片付けをしたり、も必要になてきますよね。
持ってないなら絶対必要
もし持ってない場合は、
- ヨガマット
- 体にフィットするウェア
が必要です。
ヨガマットは、できれば質が良いものがおすすめ。
質が良いと高いけど、長年使ってもヘタらないし、何よりケガを防いでくれる!
ウェアは、レギンスなど体にフィットするものがおすすめです。
どんなに経験豊富な講師でも、ダボっとしたウェアだと、対面のスタジオでさえアーサナのかなり細かいところまでは確認しにくいのが現状。
細かい関節の動きや体の向きを、画面上でも少しでもわかりやすく見せるため、体にフィットするウェア(レギンスなど)が必要です。
できれば揃えたい
- スマホより画面が大きく見やすいパソコンまたはタブレット
- 快適な通信速度のインターネット環境
も、できる限りそろえたいところ。
画面の見やすさ、音声の聞き取りやすさはオンライン講義を受けるうえで大切なポイントです。
挙げたものがなくてもRYT200オンライン取得コースは受けられますが、
- より快適に
- 自分の体により深く落とし込む
ために、準備をしておくのがおすすめです。
目次に戻るRYT200オンライン取得コースの口コミ
- RYT200のオンライン取得コースを受講または卒業して「オンラインコースに賛成」
- 対面の方がいいと思っている「オンラインコースに反対」
の方たちの口コミをまとめました。
オンライン賛成派口コミ
全米ヨガアライアンスRYT200をオンラインで取得しました🤗私たち世代って通信教育にまだそこまで良いイメージ持てないと思うんですが 結果的に超良かったです🤔特に「どんな人が集まるんだろう」「質問したいけど…」みたいに周りが気になって集中が切れやすい人(私)オンラインの学び捗ると思う…🤗
— スズキ アユミ @シニタクネーション (@shinitakunetion) November 25, 2020
コロナになってできないこと多いけれどオンラインでできることが増えた☝️
— らっこる🦦ヨガでやりたいこと見つける (@rakko_healthful) December 16, 2020
ヨガの資格RYT200もオンラインで習得できるなんてだいぶ身近になった😳
時間あるうちに興味あること手軽に試せるチャンス✨
今年中に1つ踏み出そう🙌
先日RYT200のオンライン講義が終わった〜。
— nyan (@h6WkHqdmnRZA1Mo) November 9, 2020
先生も生徒さんもみんな素敵だった(^^)
まだ残りの講義やレッスン、振替が残ってるから年内には取り終えるぞ
練習もしよう pic.twitter.com/XbWw03X7yg
RYT200がオンラインでとれるなら、自分も取得の可能性が見えてくる。
— HA 手を洗おう(^o^)♪ (@hatu_201903) April 28, 2020
大学に入ってから時間もお金も苦しくなって、半分諦めていた。
がんばるぞー(^o^)
オンライン反対派の口コミ
全米ヨガアライアンスがRYT200取得で必要なカリキュラムすべてをオンラインでやってもいいと発表したので、軒並み色んなスクールがやり始めた。
— 佐藤佳奈@沖縄×ヨガ×事業 (@kana_matsumu) April 10, 2020
アーサナの練習もオンライン?RYT200だけはそれやってほしくなかったけど仕方ないのかな🤔うちはオンラインではやらないと決めてるけど間違ってるのか?
RYT200をオンラインで、か。んー、いつかは陰ヨガのTTを受けたいけれど、こればかりは対面がいい。わたしはね。どれだけ時間がかかってもいいから。
— Y U K I E (@ratnayukie) September 17, 2020
先週まではオンラインでの参加でしたが、今週からは沖縄に来て対面にて#RYT200 取得のレッスンに来ています🧘♀️一人で黙々と行うオンラインも好きだけど、グループメンバーのパワーを吸収できる対面レッスンもかなり刺激になる!!せっかくの機会なので、しっかり成長して、やり切る!!
— Chisako K (@Chisako_25) December 21, 2020
やはり、アジャストメントだけはスタジオでの対面講義に再受講または振替ができるヨガスクールを選ぶのがいいと、わたしは思っています。
とは言え、口コミを見て感じたのは「ヨガを学びたい」という熱意があれば、オンラインコースでも通学コースでも問題ないということ。
オンラインコースがいいと感じるか通学コースがいいと感じるかは、最終的には、性格やライフスタイルも1つの要因です。
もしまだ迷っている場合は、この後に決め方をまとめたので見てみてくださいね!
目次に戻るRYT200取得コースをオンラインと通学どちらにするか迷ったら
RYT200取得コースを、オンラインにするか通学にするか迷ってしまったら、以下の2つの決め方も取り入れてみてください♪
自分の性格とライフスタイルで決める
オンラインコースと通学コースそれぞれに、向いている人を下の表にまとめました。
- 環境に左右されず集中して勉強できる
- わりとマイペース
- 衛生面上、外出に抵抗がある
- 仕事や子育てでまとまった時間をとりにくい
- 通える範囲に行きたいヨガスクールがない
- 環境に左右されやすく気が散りやすい
- 協調性があるほう
- しっかり衛生対策をして外出できる
- 少なくても週1回はまとまった時間をとれる
- 通える範囲に行きたいヨガスクールがある
性格には個人差があるので一例ではありますが、ライフスタイルに関しては、つまりは場所と時間の制約がどのくらいあるか。
とくに時間の制約がある場合は、
- どのくらいの期間でRYT200を取得したいのか
- 1日(または1週間)で、どのくらいの時間を勉強にあてられるか
を書き出してみると良さそうです。
現実的な費用と卒業までの期間で決める
通学コースに比べて、受講費用が安いこと、卒業までの期間が早いことはオンラインコースの一番のメリット。
オンラインコースで本当に実力がつくのか疑問視する声もありますが、
- ヨガについてきちんと学ぶ熱意がある
- ヨガを通して、誰かを幸せにしたい
という気持ちがあれば、費用や期間でオンラインコースを選択、RYT200を取得してもいいと思っています。
とは言え、オンラインコースの内容はスクールによってさまざまなので、どのヨガスクールのオンラインコースを受講するのかが大切です。
別のページで詳しくまとめているので参考にしてみてください。
RYT200取得オンラインコースがあるおすすめのヨガスクールはこちら
RYT200オンライン取得コースのメリットデメリットまとめ
「RYT200オンライン取得コースのメリットとデメリット!オンラインコースに向いている人とは…?」について書きました。
オンラインコースにも通学コースにも、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらのメリットを強く感じるか、自分の性格やライフスタイルはどうかを振り返ってみると、どちらのコースが自分に合うかが見えてきます。
オンラインでも通学でも、ヨガを学びたい熱意があれば、素敵な学びの時間を過ごせるはずです^^